このごろ劇場@字幕屋#158「川の下」

こんどは川の下である。大阪の現場へやって来たついでに、前から行きたかったJR西九条の駅近くにある「安治川トンネル」へ行ってみた。

戦時中に作られ、昔は手前のシャッターで車もエレベーター経由で運んだそうだが、今は人と自転車だけを運んでいる。

川の下は少しひんやりしていて、無骨な感じ。今年の夏来たらさぞ涼しかったことだろうが、休憩用のベンチなどありはしない。

 

実はこの場所に来たかったのは、小〜中学生の頃に背伸びして見た唐十郎のNHKドラマに出て来た(…ような記憶がある)からだ。「匂いガラス」だったか「安寿子の靴」だったか、今は定かでないのだが・・。

でも、安治川沿いに歩いた街並みは確かに唐十郎の世界だった。

 

なかなかそんなヒマはないのだけど、久しぶりに紅テントを見に行きたくなった。